
鰻の話
鰻には大きく分けてヨーロッパウナギ(アンギラ・アンギラ)、アメリカウナギ(アンギラ・ロストラータ)
ニホンウナギ(アンギラ・ジャポニカ)に分けられます。
アンギラ・アンギラとアンギラ・ロストラータは共にサルガッソー海で生まれます。
サルガッソー海は、大西洋の真ん中あたりに位置し、バミューダ諸島とアゾレス諸島の間に広がる広大な海域です。
サルガッソー海は強い海流によって周辺の海と切り離された独特の海域です。
かの有名なバミューダ・トライアングルもサルガッソー海のなかにあります。
ウナギの幼(レプトケファルス)はサルガッソー海で生まれると、
潮の流れに乗ってヨーロッパか北米へと運ばれます。
プトケファルスが何処に流れ着くかは種類によって決まります。
ヨーロッパウナギ(アンギラ・アンギラ)はかならずヨーロッパの川にたどり着き、
アメリカウナギ(アンギラロストラータ)は決まってアメリカの川をのぼります。
レプトケファルスはヨーロッパやアメリカの海岸に近づくと姿を変えシラスウナギとなります。
川をのぼり数年かけ子供が作れるまでに成長すると、サルガッソー海へ帰る準備をします。
まず、物凄い食欲で餌をたべまくり体の色が変わります。
秋になると海を目指して川をくだります。
河口域についたころ最後の変態を遂げます。
消化管が萎縮し、光の少ない深海でもよく見えるように目も大きくなります。
川でたっぷりの餌を蓄えているので、体には十分な脂肪が蓄積されています。
その蓄えを使いながらサルガッソー海を目指します。
その間に二度と餌を獲ることはありません。
サルガッソーに戻ると雌は卵を産み雄が授精させてウナギは一生を終えます。
またニホンウナギもアメリカウナギやヨーロッパウナギと似た旅をします。
ニホンウナギが生まれるのは太平洋の深い海域でマリアナ海溝付近だと考えられています。
つづく